シミズテックのブログ

2020/10/15
高分子材料試験とは

世の中にある材料は大きく分けて「高分子」「金属」「セラミックス」の3つに分類されます。「高分子」とは、きわめて分子量の大きい化合物のことを指し、一般的に分子量が1万以上のものを高分子化合物と言います。
そしてこの高分子化合物で構成された材料が「高分子材料」であり、身近な製品で例えるとペットボトル、ビニール袋、食品の容器、ゴム、フィルムなど挙げるとキリがありません。また、上で挙げている製品は主に合成樹脂や合成繊維といった「合成高分子」、つまり人工的に作られた高分子化合物です。
これに対し、タンパク質や糖、天然ゴム、天然繊維など自然界にある高分子化合物を「天然高分子」と言います。そしてタンパク質は生物を構成する物質の1つであるため、とどのつまりはヒトも「高分子」の1つと言えるでしょう。

■高分子材料試験について
高分子材料には、「軽くて強度があり、成形加工がしやすい」といった特徴があります。
それに加えて安価で大量生産も可能なため、身の回りにプラスチック製品が溢れているのは至極当然でしょう。しかしそういった多くのメリットがある一方で、高分子材料は熱や紫外線などの外的要因を受けやすく、またそれらを受けることで物性の変化や劣化の進行を引き起こす場合があります。
そのため高分子材料の材料試験では測定結果を正確に把握するために、測定前に一定の温度・湿度が保たれた保管庫にて所定時間保管し、さらには測定を行う強度試験機自体も空調設備の整った試験室に設置するなど、外的要因の影響を受けない工夫をしています。