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2021/03/07
KIcの合否判定基準の意義と必要性について再整理したのでテクニカルレポートとして掲載しました

弊社では、引張試験および疲労試験に加え、ASTM E399に準拠した室温KIc試験のNadcap認証の取得を目指している。
金属材料の線形平面歪破壊靭性値、KIcを求める試験法であるASTM E399は1970年に制定され、修正を加えながら50年間利用されてきた。
この規格は、主に、航空・宇宙用の高力Al合金、Ti合金、マルエージング鋼などの高強度鋼の靭性評価に適用されているが、高圧容器のAl合金製ライナー、Al合金を用いた3Dプリンター造形品やMg合金の靭性評価にも適用されている。 また、プラスチックの靭性評価にも、ASTM E399を基にしたASTM D 5045が適用されている。
試験の依頼を受けて実施する試験所では、規格に忠実に、間違いなく実施することが重要であるが、同時に、規格の約束事の背景やその意義を理解しておくことも重要である。
KIc試験には、得られた暫定破壊靭性値KQをKIcと認めるための合否判定基準が存在するが、それが定められた歴史的背景やその意義は、十分には理解されていない。本報では、公表文献を広く調べ、KIcの合否判定基準の意義と必要性について再整理したので、テクニカルレポートとして掲載しました。
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