多くの製品開発にかかわらせて頂いた中には、医療用機器製品の研究開発があり、様々な試作や実験に携わってきました。現在では大手医療機器メーカー様より整形外科用インプラント部品及び整形外科手術用具の委託生産を受けるとともに、研究開発部門からは人工関節などの耐久試験のご依頼を頂いています。
人工股関節用の大腿骨側埋植用ステム(チタン合金)、臼蓋側再建時の原臼位再現用プレート(チタン合金)、人工膝関節用脛骨側プレート等の部品製造の経験があり、医療機器に要求される高い品質基準をクリアしています。
人工股関節用ステム:人工股関節を形成する摺動部分の土台となる部品で、大腿骨に挿入して固定する。一般的には、チタン合金もしくはコバルトクロム合金が使用される。以前はステンレスも使用された。表面の一部をポーラスに加工し骨の侵入を促して固定するものと骨セメント(アクリル樹脂)で固着されるものと2種類がある。
人工膝関節用脛骨側プレート:脛骨側に埋め込まれたプレートに固定され、大腿骨側の金属製(コバルトクロム合金)と摺動面を形成するプラスティック製部品。
整形外科の手術で使用される手術器具を製造しています。トライアルと呼ばれるプラスティック製やステンレス製(SUS630)のインプラントサイズ確認用器具、ハンマー、インプラント把持用器具等、幅広い手術器具の製造が可能です。
出典:新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)平成15年度〜平成18年度成果報告書「生体親和性インプラント材料のテクノロジーアセスメント技術」
1.提携先を含め、幅広い試験対応(金属材料、他)
2.公的な信頼性調査、信頼性担保のための基準に適合した試験実施体制対応