シミズテックのテクニカルレポート

2022/09/01
テクニカルレポートNo.2 「ASTM D5045による樹脂のKIc試験-ASTM E399(金属のKIc試験)との比較-」

 弊社では、金属の材料試験に加え、樹脂の材料試験や化学分析を新たな試験メニューにすべく、活動しています。   
 樹脂は、通常、大きな変形能を示しますが、き裂が存在すると変形能が大きく低下します。特に、非結晶性樹脂では線形的な破壊を生じ、巨視的には高力アルミ合金の破壊挙動に似ています。き裂が存在する状態で単調載荷を受ける材料の強さを破壊靭性値と呼びます。線形的に破壊する場合、線形弾性平面歪破壊靭性値KIcを求める試験(KIc試験)の方法が、金属材料ではASTM E399、樹脂の場合はASTM D5045で規格化されています。公表文献を基に、樹脂のKIc試験について力学的な観点から検討、整理した結果を、今回を含め、3回に分けて報告します。

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