シミズテックのテクニカルレポート

2024/09/06
テクニカルレポートNo.8「鉄鋼材料のへき開破壊靭性試験(1)‐へき開破壊靭性試験の歴史‐」

 これまで、金属材料の破壊靱性試験として、ミクロボイド合体形破壊を対象とした、ASTM E399のKIc試験とASTM E1820のJIc試験について説明してきたが、脆性破壊事故で見られる破壊形態は、通常、へき開形破壊である。本報以降では、鉄鋼材料のへき開破壊靭性試験の規格について説明する。本報では、まず、約60年間のへき開破壊靭性試験の歴史を振り返り、各国の破壊靭性試験規格の変遷を中心に説明する。

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